さやさんのストーリー
パカラッチョに関わる仙台の若手保育士グループ「パラデイロ」のメンバーさやさんの物語から、私たちのコミュニティビジネスの片鱗をご紹介します。
森の親子ようちえんから木工まで
さやさんは、ゼロ村のイベント「森の親子ようちえん」で、子どもたちと川遊びや火おこしなどを楽しみながら手伝っています。
勤務先の保育園から離れて保育を手伝う中で、自分のスキルが向上し、結果的に職場で還元されています。
また、この森の親子ようちえんを起点として、彼らが集まれる場所を作ろうと「小さな家」づくりが始まりました。
この延長線上で、自宅で使うオリジナル机をつくることになりました。
森の親子ようちえんで、顔に絵の具を塗って遊んでいます。
これから創る「小さな家」の模型
DIYに挑戦!
助っ人の建築工房零の大工カイトさんから教わって、机をつくりました。
お気に入りのオリジナルの机。
保育士の日常
おそらく、一般的な保育士さんは…
日常の勤務がとても大変で、自宅に戻ると「ご飯を食べて、寝る」の繰り返しで精いっぱい。
貴重な休みの日は、ゆっくり休んで、机が欲しくなったら量販店に行って市販の机を購入する。
…といった暮らしが大半かと思います。
仕事場と自宅の往来のみの日常
保育士のみならず、経済合理的な社会をまじめ生きる人たちは…
「平日の暮らしは会社と家の往来のみ」「会社以外の社会とのつながりは、消費行動と時間が合えば家族や友達と過ごす…」など人間関係も、必要最低限で合理的に抑えて暮らしている人は少なくないと思います。
さやさんは「森の親子ようちえん」を機会に、様々な人たちと出会いすったもんだして「小さな家」づくりの助っ人である零の若手大工さんと仲良くなって、結果的にかっこいい机を作ることがでました。
このようなプロセスを通して、暮らしをさらに豊かにしています。
働き方改革が進む昨今、コロナ禍をよい機会と捉え、生活領域を見直す「何か(新しい価値観)」を伝える必要があると感じております。
この机は、さやさんが作ったご縁の成果物
(本題の)パカラッチョのコミュニティビジネスについて
おかげさまで、森の親子ようちえんは、満員御礼。森の親子ようちえんは、子どもたちの自由な遊びを確保するだけでなく、保護者の子育ての悩みや疑問にスポットを当ております。その参加費が、親子ペアで4,600円/1回という価格です。よく「高い!」と言われますが、満員御礼です。
「子どもたちが自由に遊びを選択できるよう、保護者には『禁止語、指示語』を極力使わないでいてもらうルール」を担保する意味でも、保育士の存在は必要で、この価格の裏付けともなっています。
パカラッチョは、さやさんの事例にあるように「新しい生活領域(コミュニティ)を提供し、各々のプライスレスな価値を自ら創造し、それをキチンと経済的な価値に落とし込む(社会から経済的な評価を受ける)ビジネス」をこれからも提案していきたいと思います。
大学で学んできたことを保育の現場で実践する難しさを痛感することが多く、もやもやする一年目でした。
休みの日は、学生時代の友達や、職場の同期と、飲みに行ったり、旅行に行ったり、して過ごしていました。
熱量の高い仲間と刺激しあえて自分を高められている(モチベーションアップにより仕事を頑張る力になる)
何より自分が1番パカラッチョにいる時間を楽しんでいるし、大自然の中でリフレッシュできている(職場の先生に話すと休みの日なのにすごいね〜と言われるが、私にとってはむしろ逆!癒されている!楽しませてもらっている!)
仲間がいることの安心感、自分の居場所があることの嬉しさを感じる
コミュニティを広げることで、生活の幅が広がってきた。
私達自身の語り合う時間大切にしたい。そして仲間の頑張っていることを認め合い高め合っていきたい。
子育て(保護者)や保育(保育士、幼稚園教諭)が語れる場所を作りたい!(いい話もモヤモヤもなんでも!)
それをすることによって、
①新しい視点で自分を見れたり
②アイディアを得られたり
③話すことで発散できる!
ここでしか得られない経験(前述したもの)を最大限に吸収し自分の力を高めたい!
コミュニティの幅を広げ、パラデイロの可能性を大きくしていきたい!